被爆六十周年記念事業 コンセンサス会議
歴史的証言に基づくヒロシマ平和コンセンサスの試み

主催: ワールド・ピース・ヒロシマ
共催: 財団法人広島平和文化センター
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被爆六十周年に焼付ける「ヒロシマ 心の風景写真」

企画運営委員長

前島 修(ワールド・ピース・ヒロシマ 代表)


いま、私達が原爆投下から10年後、20年後、30年後のヒロシマの声、
広島市民の声を聞いてみたいと思っても不可能である。
市民と平和活動家との直接対話とでもなれば、ことさら論外である――。

<ヒロシマ継承> が最重要課題とされる
被爆六十周年に “ヒロシマの肉声” をここに刻む。
ヒロシマの使命として <歴史を鏡としていくことの大切さ> をここに刻む。

ヒロシマ平和コンセンサス会議は、云わば「ヒロシマ 心の風景写真」である。

それぞれの心に刻まれてきたヒロシマを、
被爆六十周年の歴史的証言として焼付け、
重層的にヒロシマの心の風景を映し出している。

重奏的と表現したほうが適切かもしれない。

その成果として

・平和活動家の肉声を被爆六十周年歴史的証言として記録できたこと
・広島市民と平和活動家が直接対話することにより
 <ヒロシマの鼓動>を確かめ合うことが出来たこと
・広島市民が主役となってヒロシマ平和コンセンサスに取り組んだこと

を挙げておきたい。

その時々の何気ない想いや証言も、
何年間か後の世には極めて貴重な資料になることがある。
その意味において、「ヒロシマ 心の風景写真」は唯一無二の遺産である、と云えよう。

多くの人に閲覧してもらうことでヒロシマの風化を阻止したいと願い、インターネットに記す。

読者の皆様に “ヒロシマの息づかい” が伝わり、未来に活かされれば、
本企画は目的を達したことになる。

最後に、ヒロシマ平和コンセンサス会議は
関係者の善意によって開催されたことを記して、
改めまして関係各位に深謝の意を表します。


平成172005)年124


主催者挨拶

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