ジャンボ折り鶴:平和へのメッセージ 子どもら制作−−広島・中区 /広島

 ◇翼の長さは1メートル

 平和へのメッセージを張り合わせた一枚の大きな折り紙で作るジャンボ折り鶴の制作が30日、中区中島町の平和記念公園であり、訪れた子どもらが参加した。主催はワールド・ピース・ヒロシマ(前島修代表)。

 ジャンボ折り鶴は、翼の両端の長さが約1メートルの大きさ。市内の特別養護老人ホームや保育園などで、通常サイズの折り紙(15センチ四方)にメッセージを書いてもらい、約60枚を張り合わせて1メートル四方の大きな折り紙にし、作った。この日までにつがい12組を完成させた。

 前島代表(31)は「知らない人同士のメッセージが隣り合わせになり、一つの折り鶴ができる。一人では作れないジャンボ折り鶴を作ることで、他人を尊重できる、その時間こそが平和だと思う」と話した。

 参加した小学生らは「原爆やロンドンのテロなど2度と起こらないでほしい」「何もできない自分がくやしい」との思いを折り鶴に込めていた。【大沢瑞季】

毎日新聞 2005年7月31日


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