Countdown for World Peace in Hiroshima

<発案者からのメッセージ>

ヒロシマでカウントダウン・イベントをすることを提案した、鉢呂峻市(はちろ・しゅんいち)です。
現在、中区中町で「HACHIROsBAR AND CAFE」というお店を経営しています。
 島根県の出身で、広島に出てきて早13年が過ぎようとしています。
たった13年で随分街らしくなった気がします。
この間に、私は結婚し、お店を持つ事もできました。今は住民票も広島市に移し、本籍も広島にあります。
仕事柄、色々な人に会うことができて、人から色々な事を学びます。

私の店には県外からもたくさんの人が訪れますし、広島から一度県外に出てから戻って来られた方など、様々な人からお話を伺う事ができます。
「海や山もすぐ近くにあり、生活にもちょうどいい都市だ」、「広島はとても良い所だ」と皆様おっしゃるのですが、“広島の人は?”と聞くと、ほとんどの方が「消極的でおっとりとしていてパワーを感じない」と言われるのです。
地元の人も大半の人はそう思っておられるようです。
企業や行政にも、同じ事があるような気がします。
事なかれ主義的なところがあり、めだった事は何もありません。市民もやはり何があっても陰で批判し、表では、ただ、ただ、黙っている。
今回の案もお客さまに話してみたら 「できる訳ない」「勝手にやれば?」的な答えがいちばん多かった気がします。しかもその前に、お得意の批判つきなのです。
これでは、広島が元気になれるはずは絶対にありません。
世界遺産が2つもあり戦後パワフルに復興してきた世界に誇れる広島のはずなのに、広島にかかわる、すべての人々のパワー不足のために日本の中ですら、めだたない広島になっている気がしてならないのです。
『Countdown for World Peace in Hiroshima』の主人公は、そんなパワー不足の広島だとあきらめている広島市民なのです。
 ここから、何か大きく変わる気がしてならないのです。
もっと国際平和都市・広島から、広島で出来ることを世界中にアピールできるのだと思い、このイベントを企画しました。
最後に、私は広島が好きです。広島の人々も大好きです。
先月生まれた初めての子供には、今よりも良い広島を残してあげたいと思います。

2001年11月22日(木)   Countdown for World Peace in Hiroshima
コーディネーター 鉢呂峻市(はちろ・しゅんいち)


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