平和の鐘 世界に響け 市民団体が催し 真珠湾攻撃63年


 
平和の鐘を鳴らすワールド・ピース・ヒロシマのメンバー(広島市中区の平和記念公園で)

 日本海軍が真珠湾を奇襲した日から六十三年にあたる八日、広島市の市民団体「ワールド・ピース・ヒロシマ」のメンバーら三人が、同市中区の平和記念公園にある「平和の鐘」を鳴らして世界に平和の大切さを発信しようというイベント「第四回ピースベル・ハーモニー」を開いた。

 真珠湾攻撃六十年の二〇〇一年から毎年実施。日本時間の八日正午に、世界中の鐘を一斉に鳴らして平和への思いを共有してもらうのが目標という。この日三人が、ゆっくりと三度、鐘を突いた。代表の前島修さん(31)は「今はまだ、ここだけのイベントだが、鐘の音を市民レベルで世界中に広げていきたい」と話した。