伝わる平和を


楽しい仲間と、楽しい音楽を聞きながら、楽しいお酒を飲みながら、楽しい会話をして・・・

言い出したらキリがないけど、これがボクの唯一と言っていいほどの気がラクな時で、ホッとできる瞬間だ。
みんな、日々、誰かと競ったり、自分と戦い続けてしんどいと思う。毎日がある意味、戦争なんだなぁと感じる。
そう考えると、ホッと思える瞬間は「小さな平和」なんだろうね。

ボクが音楽をやり始めた頃は、ちょうど米同時多発テロの時で「こんなに世界が戦争だ!っていう時に、呑気に歌なんかやってていいのかな?」そんな心の疑問を持ちつつも、「歌ひとつで、世界の流れを変えちゃる!」と変な自信があって、平和について考え始めた。

現実は甘かった。それを「ワールド・ピース・ヒロシマ」の活動を通じて感じた。人を変えてやろうとか、戦争を肯定する人を平和派に変える。
Mr.マリックのようなマジックでない限り無理だ。

ボクは歌で人を変えようとしていた。

そもそも、歌というものは「人を変えるもの」ではない。「気持ちやメッセージを伝えていくもの」なんだと気が付いた。
そして、もっと深く考えてみると「伝える」だけじゃ駄目なんだ。「伝わる」ようにしないと!

この「ワールド・ピース・ヒロシマ」で「伝わる平和」を訴えていきたい。
「世界に平和を ボクたちに愛を」これがボクのスローガンです。

LOVE&PEACE!

声での平和じゃなく、心に伝わる歌を、思いを、平和を伝えていきたい。


        2003年12月8日(月)  六本木あつし(ろっぽんぎ・あつし)


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